Dell EMC Server Administrator Storage Management 9.3

RAID レベル 1(ミラーリング)

RAID 1 は冗長データを維持する最もシンプルな方式です。RAID 1 では、データは 1 つ以上の物理ディスクにミラー化(複製)されます。1 台の物理ディスクが故障すると、ミラーのもう一方からのデータを使用してデータを再構築することができます。

ディスクのミラーリング

RAID 1 の特徴

  • n + n 台のディスクを、n 台のディスク容量を持つ 1 つの仮想ディスクとしてグループ化します。Storage Management で現在サポートされているコントローラでは、RAID 1 の作成時に 2 台のディスクを選択できます。これらのディスクはミラー化されるため、ストレージの総容量はディスク 1 台分に等しくなります。
  • データは両方のディスクに複製されます。
  • いずれかのディスクで障害が起きても、仮想ディスクの動作は中断されません。データは、障害が発生したディスクのミラーリング先から読み取られます。
  • 読み取りパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは若干低下します。
  • 冗長性でデータを保護します。
  • RAID 1 では冗長性なしでデータを保存するのに必要なディスク数の 2 倍のディスクを使用するため、ディスク容量の点ではより高価です。